姑獲鳥の夏

おなじみ、京極夏彦の小説を実相寺昭雄が映画化。

小説家の関口は、20ヶ月にもわたって妊娠し続ける大学病院の娘の謎を追うことになるのだが……。

キャスト陣はそれなりによいのだが、肝心の京極道を演じた堤真一がボロボロなのが致命的に問題。原作ではひたすら長広舌をふるう役なのに、滑舌が悪くていまひとつ聞き取りにくく、一本調子の演技とあいまって、見ていて実に鬱陶しい。

なお、三輪ひとみがいきなり死体で出てきたのは可笑しかった。