エイリアンVS.プレデター

冒頭の、人工衛星がスクリーンに近づき、地上を監視するカメラのアップになるシーンが素晴らしい。衛星の白い外装と宇宙の黒のコントラストや、カメラのレンズがちょっと赤みがかっているあたりが2001年宇宙の旅っぽくて好きなのだ。で、このまま未来の話にすればいいのに、字幕で2004年という文字が出てきてがっかり。さらに、メインとなる舞台は遙か昔に建築されたピラミッドだというし……。

このピラミッドは、南極の地下に建造されたもので、すべての先史文明に先駆けて作られたものらしい。この建造物を調査するため、科学者たちは現地に赴くのだが、そこに現れたのは奇妙な「宇宙トカゲ」と「狩人」だった……。しかも、このピラミッドは10分に一度内部の形状が変化してゆくのだ! (って「バイオハザード」に引き続いてまたもや「CUBE」ネタかよ……)

ということで、序盤から中盤まではエイリアンやプレデターによってバタバタと人が殺される退屈なシーンが続き、後半からようやく両者の激突を楽しむことができる。力のエイリアン VS 技のプレデターの戦いはなかなかスリリングで面白い。これがもうちょっと長ければよかったのになあ。