田村ゆかり Love Live Chelsea Girl DVD

をひととおり観終わったので、感想を少々。

田村ゆかり Love Live *Chelsea Girl* [DVD]

田村ゆかり Love Live *Chelsea Girl* [DVD]

パッケージ

田村ゆかり本人は、「箱が固い」と外装を強調していたが、中身のパッケージも中々興味深かった。というのも、デザインやCDの配置などが、かつての「Cutie Cutie Concert」の DVDにそっくりだからだ。今回のライブやDVD自体、CCCの拡大版として構想されていたのかもしれない(CCCの演出 + PTP,SWMのライブみたいな感じかな)。

映像

素晴しい、の一言。さすが二枚組にしただけのことはあるクオリティ。DVDとしては最高画質ではなかろうか。絢爛豪華な衣装や、ゆかりんの笑顔をクリアに見ることができる。なかでも、「お気に召すまま」ではあの圧巻のダンスワークが堪能できて、とても嬉しかった。ただし、青のライトの処理が微妙だったかなあ。
また、当時は演出過剰に思えた箇所が、DVDでは結構はしょられていて、テンポ良く観ることができた。とはいえ、Lovely Magic直後のスタッフ紹介が省かれてしまったのは残念。そもそもLovely Magicの振り付けが一新されていて、これまた残念。あれは元のままの方が遥かによかった。

音声

微妙。私の再生環境がチープであることを差し引いても、全体的に低音に偏っていて高音が綺麗に出ていない。特にFortune of Loveでは、サビでは声がかすれていて、かなり聴きにくなっている。正直、ゆかりんってこんなに喉の調子が悪かったっけと首を捻ってしまった(当時はそんなに気にならなかったけれど、実際はいまいちだったのかもしれない)。今回のDVDで可愛らしい高音が楽しめるのは、めろ〜んのテーマくらいだろう。

その他

閉幕後、客席からダブアンを期待した「もう一回」コールが巻き起こる様子がそのまま収められていてびっくり。DVD上で観ると、文脈上、コールが「また、ライブをやってほしい!」という叫びにも受け取れて、なかなか面白かった。
また、映像特典中、入場者の手にあるコール表がさりげなくアップになっているシーンなど、観客に対するウィンクが随所にあるのが、ゆかりんらしい。

全般的には、ライブDVDとしては、とても良い出来だとは思うのだが、音声的にはやや不満が残るかなあ。「聴く」分には前回のSMW(「Pinkle Twinkle Milkey Way」2〜3枚目)の方がクオリティが高いのではなかろうか。