「プライバシー晒しまくり」のトロイの木馬が残した教訓

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0409/28/news103.html

デスクトップのスクリーンショットあぷろだに登録するトロイの木馬に関する記事。
ただ、本当に興味深いのはウイルスの内容ではなくて、この件をめぐるシマンテックトレンドマイクロの温度差にある。前者は、いちはやく対応を開始したが(9月22日に報告を受けた後、23日に解析レポートと暫定パッチを提供)、後者はかなり対応が遅れたようだ(27日対応開始)。また、シマンテックは誰でもウイルス検体提供ができるが、トレンドマイクロは正規ユーザのみが提供できることになっているらしい(しかも、氏名や電話番号の入力が必須)。

個人的には、慎重な対応をとっていればよほどの事がない限り、ウイルスに感染することはないと思っていて、マシンのパフォーマンスが犠牲になるアンチ・ウイルスソフトはあまり導入したくない。ただ、ウイルスメールが氾濫し、セキュリティの漏洩がより深刻になりつつある現状では、自分のマシンが正常な状態であるという証明を行える必要がほしいのもまた事実ではある。そういう意味ではなんらかのアンチ・ウイルスソフトを入れておく必要があるんだけど、現状ではノートン先生にお任せすることになるのかなあ。うーむ。